私は昔からコーヒーが大好きで、ずっと「会社や自宅で手軽に飲めて、老舗の喫茶店のように美味しいコーヒー」を探していました。
そして数年前にネスプレッソ社のカプセルコーヒーを知ったのです。

試しに飲んでみたところ「こんなに美味しいコーヒーが家で、しかも手軽に飲めるのか！」と感動し、それ以来カプセルコーヒーを愛飲し続けています。

しかし市場に流通している商品は1杯あたりの値段が高く、気軽にたくさん飲めないというのが悩みでした。
そして、たまたまヨーロッパへの出張で宿泊したホテルで、「ネスプレッソに互換カプセルがある」ということを知ったのです。

最初は安価な互換カプセルを海外で買い、日本に持ち帰って飲む日々でした。
そして飲んでいるうちにふと、「もっとリーズナブルな互換カプセルを作れるのではないか」と思ったのです。

こうして「自分が毎日飲みたいと思える、低コストで美味しい互換カプセルコーヒー作り」が始まりました。

思い立ったその日には「生産地別の豆の特徴やブレンドの配合について」や「焙煎度合いによる香りや味の変化」など、コーヒーについて独学で調べ始めました。

それと同時に、知り合いのツテを頼りにバリスタやコーヒー愛好家の人達に会って色々な情報を収集し、直接現地に足を運んで開発ルートを確保しました。（ここまでに様々な苦労やトラブルもあったのですが、長くなってしまうためまた別の機会に・・・）

既存カプセルコーヒーの悩みであった「価格の高さ」については、現地の農園と直接契約することで余計なマージンをカットし、低コストで開発するための基盤が整いました。

いざ農園と契約したものの、ここからが大変でした。
コーヒーに詳しい方はご存知かもしれませんが、ブレンドは匙加減ひとつで全く別のものに生まれ変わります。

加えて頭を悩ませたのが「カプセルコーヒー」ということ。
一般的なドリップコーヒーのような「豆の黄金比立」がなかなか通用せず、専門家と自分の味覚を頼りに、何度も何度も試行錯誤をくり返しました。
※第三者の客観的な意見が欲しくて、家族や友人たちにも協力してもらいました。

また、このときカプセルでの開発にあたって、エスプレッソの本場であるイタリア ミラノに渡りました。
複数ある現地の工場を視察し、その中で最も信頼できると感じた工場に製造を依頼しました。
そして彼らの協力もあって、ようやく完成への糸口が見えたのです。

更にそこから数年をかけて、ついに「日本人の自分が毎日飲みたいと思える、美味しい低価格のコーヒー」が完成しました。

味は毎日たくさん飲んでも飽きないように、5種類のフレーバーをご用意。
日本人が本気で開発したカプセルコーヒー「モカプレッソ」をぜひ一度ご賞味ください。